いろは
この記事では
- ユダヤ教とは
- 唯一神ヤハウェとは
- モーセとモーセの十戒について
について、やさしく簡単に説明していきます。
ユダヤ教は、のちのキリスト教に大きく影響を与えた宗教であり、その考え方は対照的です。
考え方が真逆なので、テストではこの2つを比較して「これはどっちの宗教の説明ですか?」みたいな問題が出ます。
こちらも合わせて読んでおきたいですね。
ユダヤ教の成り立ち
ユダヤ人と呼ばれる人々が作った宗教がこのユダヤ教です。名前の通りなので覚えやすいですね。
ユダヤ人はもともと遊牧民でした。
前13世紀には、モーセと呼ばれるユダヤ人のリーダーが現れました。
彼は遊牧民であるユダヤ人をまとめあげ、奴隷として働かされていたエジプトを脱出し、新しい住処を見つけようとしていました。
しかし、当時エジプトの王であったファラオは大勢の軍隊で彼らの脱出を阻止し、連れ戻そうとします。モーセをはじめとしたユダヤ人たちが逃げ着いた先は海でした。
後ろは海に囲まれて進めず、前にはファラオの軍隊が差し迫って来ています。
エリカ
いろは
絶体絶命のピンチでモーセはなんと海を真っ二つに割り、その間を通ることで何とか逃げ切れたと旧約聖書には書かれています。なんだかすごく壮大でドラマチックな話ですよね。
このように、多くのユダヤ人たちを救ったモーセは「唯一神ヤハウェを信仰したユダヤ人は救われる」のだという「選民思想」を説きました。
ファラオの軍隊に捕まらなかったのも、この唯一神ヤハウェのおかげであるとしています。
いろは
このモーセの奇跡のおかげもあり、ユダヤ教が信仰されるようになっていきました。
律法
律法とは、ユダヤ教の「守らなきゃいけない決まり」です。
エリカ
モーセがヤハウェの言葉を代弁する形で決まりを作ったのですが、それがモーセの十戒呼ばれるものです。
いろは
ここで注意したいのは、モーセ自身が神なのではないということです。
あくまでモーセは「唯一神ヤハウェ」の言葉を授かり、代わりに律法としてモーセの十戒を書き記したということです。
テストで「神であるモーセの言葉を書き記したものとして、モーセの十戒がある」のようなものが出たら、迷わず×だと答えたいですね。
モーセの十戒
モーセが預言者として、ヤハウェの言葉をまとめた10個の決まりごとのことです。
モーセの十戒の内容
モーセの十戒の内容は以下のようなものでした。
- あなたはヤハウェの他の神を信じてはいけない。
- あなたはヤハウェの像を作ってはいけない。
- あなたは人を殺してはいけない
- あなたは盗みとしてはいけない
そのような感じで10個記録されています。
先程から、ヤハウェの説明で「唯一神」という言葉が出てきていることに気づいてはいるでしょうか。
唯一神とは、その宗教では神は唯一のもので、他の神様はいないし信じてはいけないということを意味しています。
ヤハウェは唯一神なので、モーセの十戒の最初にも「あなたはヤハウェの他の神様は信じてはいけません」と書かれているわけですね。
今日のまとめ
今日学んだことをリストにしておくので、それぞれの単語についての内容が思い出せるようであればOKです。
- ユダヤ教
- 選民思想
- ヤハウェ
- モーセの十戒
エリカ
いろは
それではまた。
コメントを残す