今回の記事では古代ギリシアの思想やテストに出る名言などを解説していきます。
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まずは当時の社会背景を知るところからはじめていきましょうね。
国家について
古代ギリシアで有名な都市国家をポリスといいます。
ポリスは敵国の侵入を防ぐために城壁で囲まれていることで有名です。
そのポリスの中でもとりわけ有名であったのがアテネとスパルタでした。
最盛期でアテネが約3万人、スパルタは1万人ほどの人口であったと言われています。
城壁の中にいる人にしてはすごく多いですよね。
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神話の誕生
さて、このポリスの中ではかつての時代より城壁に守られて平和になったと言われており、人々には余暇が生まれました。
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そこで、その余暇を利用して人々の間で語られるようになったのが神話(ギリシア語でミュトス)であると言われています。
もとは「語り継がれるもの」という意味でしたが、人々の関心は神や世界の創造など神話を意味するようになりました。
自然哲学者
自然哲学者とは、自然の物事・現象を総合的・統一的に解釈し説明しようとする形而上学を学んでいた哲学者のことです。
ギリシア語では、根源のことを「アルケー」といいますが、自然哲学者は「万物の根源は何か?」つまり、全ての物事はなにが元になっているのだろうかということを解明しようとしました。
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タレス
自然を見ると、動物は水がなければ生きていけないし、植物の種も水分を発芽に使用することから万物の根源は水であると述べました。
ピタゴラス
三平方の定理(ピタゴラスの定理)などを作ったことで有名な数学者・哲学者です。
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彼は万物が秩序をなしていると述べ、その背景には数が関係していると述べました。数学者らしいアルケーですね。
ヘラクレイトス
世界は日々変化していて、全く同じ日は二度とこないと述べた人物がヘラクレイトスです。
この日々変化することを表現したのが「万物は流転する」という言葉です。
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また、彼の考える万物の根源は「火」であることも有名です。
デモクリトス
彼は、万物の根源を「アトム(原子)」であると述べました。
この時代には原子が発見されていないにも関わらずに、アトムが運動することで多様なものが出来上がるという考え方をしていました。このアトムの結合の仕方が変わると、別なものができると考えていました。
プロタゴラス
プロタゴラスは、ポリスで教師(ソフィスト)として弁論術を教えていました。
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古代ギリシア文学
古代ギリシア文学で有名なのはホメロスとヘシオドスいう人物です。
ホメロスの作品とされるものでは「オデュッセイア」が有名です。戦争から帰還するオデュッセウスの物語になっています。
一方のヘシオドスは「神統記」を綴ったと言われています。
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今日のまとめ
この記事で重要な場所(テストに出る)をまとめました。復習にも役立ててください。
- タレス 水
- ピタゴラス 数
- ヘラクレイトス 火 「万物は流転」
- デモクリトス アトム
- プロタゴラス 相対主義者のソフィスト 「万物の尺度は人間である」
- ホメロス 「オデュッセイア」
- ヘシオドス「神統記」
お疲れ様でした。それではまた。
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